準確定申告とは|用語集
準確定申告とは
今回は、準確定申告についての豆知識です。確定申告は聞いたことがあっても、準確定申告ってあまり聞きなれない言葉ですよね。そのため、特に注意が必要であり少しでも概要について知っておく必要があります。
故人に不動産賃料収入などがある場合は準確定申告が必要なのでしょうか?
準確定申告とは
1年間の儲け(所得)に対して税務署に申告を行い、納税手続きや還付手続きをするのが確定申告です。
しかし、亡くなった方もその年度で収入を得ていたなら、確定申告をする必要があります。
当然ながら、亡くなった方が確定申告をすることなんてできない訳ですから、相続人の方が故人に代わって申告することを「準確定申告」と言います。
故人の収入で特に気をつけなければならないのは、毎月、入金される不動産賃料収入です。簡単に言うと、5月5日に相続が発生したとなれば、1月1日~5月5日までの所得を計算し相続人が準確定申告を行う必要があります。
逆に、準確定申告を行った場合で税金が還付されるケースもあり得ます。この場合、還付金について相続税の課税対象となりますので注意が必要です。
この記事の監修者
司法書士
司法書士。共有持分状態での不動産相続において相続人が抱える小さな悩みやストレスも見落とさない、きめ細やかなヒアリング応対や収集物の多い共有持分での名義変更手続きでも漏れ抜けのない安定した対応で顧客から厚い支持を集める。